2010年6月22日火曜日

舞台「フツーの生活」紀伊國屋ホール


◎ 中島淳彦 戦中戦後三部作 戦後65年 三作品連続公演 第一弾『沖縄編』 44ProduceUnit
戦争中の普通、戦後の普通、何が普通なのかよくわからなかった時代に、それでも「今」を普通と信じて生きるしかなかった人々の、可笑しくも切ない物語三篇。
出演:44北川・大沢健・井上カオリ・福島まり子・塚原大助・佐藤正和・南口奈々絵・藤川絵梨・恩田隆一・佐藤麻衣子・高畑こと美・納屋敏正。

この作品は6年前の再演だ!(それも観てる) 沖縄のガマ(自然洞窟)の中での地元民のおじい・娘・15の孫・夫を戦争にとられた嫁たち・足を負傷して戻された男・東京から嫁ぐ予定で沖縄に来て帰れなくなった女・傷ついた日本兵・沖縄現地召集兵・民間看護師の女・・・それぞれの「ふつう」があった。戦争が激化すると「フツー」が普通でなくなった。日本の為、お国の為、天皇陛下の為・・・アメリカとの闘いが必要!必然! 
心に刺さる台詞があった。「沖縄の海は綺麗だ、でも、海から唐が攻め、薩摩が攻め、日本(大和)が攻め、そして今はアメリカが攻め」・・・沖縄の歴史は戦略の歴史・・・何時も何時でも他人が犯していく・・・
65年経って語るべき事実を担った作品だ!この作品を機に戦争をそこに有った事実を知るきっかけになって欲しい。 八月の「長崎編」・十月の「宮崎編」も大いに期待したい!
Kamopです。

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