2010年10月6日水曜日

舞台『フツーの生活・宮崎編』(紀伊國屋サザンシアター)

◎「フツーの生活」戦中戦後三部作のラストを飾る宮崎編である。
作・演出:中島淳彦
44 Produce Unit vol.16
44(ヨシ)北川・井上カオリ・青山勝
6月の沖縄編・8月の長崎編・そして10月6日宮崎編を観た!
三作品制覇の瞬間でである。
沖縄の洞窟(ガマ)で戦争の恐怖を味わう民間人と兵士話。
長崎の病院で繰り広げられる戦争に参加出来ずに恥じる人・終戦を望む者様々な思いの中8月9日の原爆投下の日を迎える話。
戦後直の頃、九州の宮崎では・・・
戦後二年過ぎ・・宮崎・油津の港が見渡せる高台の神社で、脱走兵・身体を壊した復員兵・身体が寂しい妻・女高生の尻を追う漁師・息子を宮崎の海で亡くした母親・倫理観を無くし女先生を押し倒す教師・・・
風船爆弾・人間魚雷・神風特攻隊・・・終戦直前、日本は狂っていた!
戦前・戦中・戦後にそれぞれの「普通」があったのだろう。
昔・今・将来・・・それぞれの「普通」定義があるだろう。
当たり前に使う・思う「普通」に今一度思いをはせて欲しい!
知らない事で気付けない「普通」があって良いのであろうか! 
今日も、舞台で「普通ってなんなんだよ~!」って叫んでいると思う。
44北川は、そこが云いたいのだろうと思った。
井上カオリのもんぺ姿も良かった。
Kamopでした。

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